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戦後の憲法改正は誤解から
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国立国会図書館の解説にこうあります。

アチソンは、11月5日トルーマン大統領に宛てて、10月4日のマッカーサー・近衛会談で、マッカーサーは日本政府の「行政機構」を改革するべきだと述べたのに対し、近衛の通訳が「憲法は改正されるべきだ」と訳してしまったと報告し、近衛が憲法改正作業を始めた理由を通訳の「誤訳」に負わせようとした。

たぶん該当箇所は以下の部分だと思います。(高校レベルの英語で翻訳しています。間違っていれば修正してください。修正の方法は左上の編集からです。練習はSandBoxでできます)


There is a curious story behind the activities of Prince Konoye which have caused press criticism in the United States and in Japan as well.
米国および日本で同様に報道批評を引き起こした近衛公の活動の背後に興味深い珍しい物語があります。


I was present on October 4 when he called on General MacArthur on his own initiative.
彼がマッカーサー将軍を彼自身の主導権のために10月4日に訪ねた時私は居合わせました。


The General mentioned that the "administrative machinery" of the Government should be reformed and Konoye's interpreter (who verified this to me later) could not think of the correct Japanese translation and passed the statement off with the only thing that came to his mind -- "the constitution should be revised."
将軍が言及したそれは政府の「行政機構」は改められるべきそして近衛の翻訳者は(誰かが後で私に聞きただした)正しい日本語の翻訳が出来なかったそして彼の頭にうかんだ一つのことを以って発言し通した--「憲法は改正されるべき」


Konoye came to me three days later to ask for "advice and suggestions" in regard to constitutional revision, and I told him and his companions, in a general way, what I thought was wrong with the constitution.
近衛は3日後憲法改正においての「助言と提言」を訊ねに私の元へ来た、そして私が思った憲法の間違いを、一般的な方法で、私は彼と彼の仲間に話した。


Subsequently, he got himself designated by the Emperor to work on the matter.
続いての事、彼は君主からこの件について担うように彼自身が指名を得ました。


This may cause some problems in the future but so long as we are using the Japanese Government to accomplish what we wish -- or are permitting it to make its own efforts toward that end -- it would not seem the part of wisdom to interfere at this juncture with an individual so engaged who is in the confidence of the Emperor and carries weight among the reactionaries because he himself is a feudal lord, especially as he was not arrested in the beginning.
これが後に起こる複数の問題の原因でしょうしかし私たちが私たちの願いを成し遂げるために日本の政府を使っている--またはそれ自身の努力がその終わりに向かうことを許可している--限りそれは君主の信頼の中にありそして彼は彼自身が封建の主であり、特に彼は初動で逮捕されなかったため反動派の中の重荷を担うその人の個人的な約束を以ってこの岐路に干渉するための知恵の一部とは見えなかったでしょう。


He is, of course, trying to save his own skin and the ethical question of using him for a very important purpose and then turning on him later is one which I myself would prefer not to try to solve.
英文引用Letter from George Atcheson, Jr. to the President dated November 5, 1945.国立国会図書館


日本側の資料

近衛 政府ノ組織及議会ノ構成ニ付何カ御意見ナリ御指示カアレハ承リ度

マ (決然タル口調ヲ以テ)第一、憲法ハ改正ヲ要スル改正シテ自由主義的要素ヲ十分取入レナケレハナラナイ。第二、議会ハ反動的テアル、議会ヲ解散シテモ現在ノ選挙法ノ下テハ顔触ハ変ラウカ同シ「タイプ」ノ人間カ出テ来ルテアラウ之ヲ避ケル為ニハ選挙権ヲ拡張シナケレハナラナイ、ソレニハ
第一、家庭、婦人参政権ヲ認メルコト
第二、労務。物ヲ生産スル労働者ノ権利ヲ認メルコトテアル
抜粋:近衛国務相・マッカーサー元帥会談録(国立国会図書館)


考察 Edit

日本側の資料で
近衛日本側が「政府の組織と議会の構成について何かご意見やご指示かあれば承りたく」
マッカーサーが「第一、憲法は改正を要する。改正して自由主義的要素を十分取入れなければならない。」
政府の組織と議会の構成を訊ねたのに憲法改正に話がずれたので()で決然たる口調でとつけなくてはならなかったように思える。
アチソンが大統領に送った手紙でマッカーサーが "administrative machinery" of the Government should be reformedと言ったとあるので、すなわち「政府の行政機構は改められるべき」と言っていて話がつながる。
想像すれば翻訳者が日本側米国側それぞれにいてそれぞれの翻訳者が他国の発言を自国の言葉にのみ直す形であったと想像できる。
おき直すと
近衛日本側が「政府の組織と議会の構成について何かご意見やご指示かあれば承りたく」と言って
米国の翻訳者が正しく英語に翻訳し米国に伝える
マッカーサーが" "administrative machineryof the Government should be reformed"(「行政機構」は改められるべき)と答える
日本の翻訳者はadministrative(行政) machinery(機構)を憲法と翻訳して憲法は改正を要すると日本に伝えた


結論としては翻訳者の誤翻訳が憲法改正の起点であるという国立国会図書館の解説は本当だと強く思われる。



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